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刺激をばばばば〜んと脳天に絨毯爆撃されたよ。
田島征三昨晩26時就寝今朝5時45分起床。本日は薄曇りで天気予報では晴れとか言っているけどどーなのよ。本日「おつとめ」で血液交換日だ。昨日「ダイエー成増店」で買ってきてずーと煮込んでいる30%引きの牛のすね肉。少しは柔らかくなってきたんだろうか。そういえば、この二ヶ月狂ったようにカレーを創っている。そもそもは我が家の娘と家人が「東武ストア」でグリコの「絶品」といういかがわしい名前の「カレールー」を買ってきたことから始まった。

これがうめ〜のなんの。あっという間にまったく病みつきになった。牛でやり豚でやり鳥でやり、とにかく悪い癖で毎日やりまくりの大会。そのうちあきたらずクミンシードを買い、粗挽き黒こしょうを買い、つぶつぶ黒こしょうを買い、ガラママサラを二種類買いでカレー道一直線。おいらの好みはどーやらビーフで決まったようだ。おうおうおう、いい匂いがしてるよ。

昨日は「練馬区立美術館」に腰でかっくんかっくんいってる足を引きずってえっちら出かけた。「成増」から地下鉄有楽町線で「小竹向原」へ。西武鉄道に乗り換えて「中村橋」約20分。中村橋駅を降りて立ち話をしていた警備員のおじさんに道を尋ねるとなんと直ぐそばで、指を指して教えてくれるんだけどなぜか説明は懇切丁寧だった。ほんとうに親切なおじさんだ。

目的は田島征三●谷川晃一●宮迫千鶴「三人展」をどっぷり鑑賞しようっていう案配。いや〜、ちょっとしつこい表現だけど「かっくんかっくん」いう足引きずって行った甲斐があった。久々にいい刺激をばばばば〜んと脳天に絨毯爆撃されたよ。

田島征三も谷川晃一も60年代から馴染みのある作家であったし興味もひとかたならずあった。なんで宮迫千鶴が関わっているのかは不覚にも知らなかった。なんと谷川晃一とは夫婦だったんですね。田島征三が「癌」を煩っているというのも知らなかった。この三人が伊豆高原にすんでいるというのも知らなかった。なぁ〜んだ、なんにも知らないんじゃんかというなかれ。田島征三が69年から「日の出村」に住んでゴミ処理問題で行政と戦っているっていうことは知っていた。

まず、谷川晃一と宮迫千鶴の夫婦が「伊豆高原」に移住した。そして住む家を見つけて田島征三に「こっちにおいでよ、そんなところでゴミに埋まっていると癌で死んじゃうよ」と誘ったと田島征三が書いている。ぼくが言ってるんじゃなくて本人だかんね。日の出村の人たち怒らないように。

とにかくキャンバスに全霊を込めてぶつかっていく田島。ソフィスケートされた表現ながらぐいとわしづかみに魂をとらえる不思議な造形と色彩の谷川。切り絵で新しい表現領域を切り開き、さまざまな表現の領域を開拓していく宮迫。三者三様が濃密な関係の中で関わっている姿をかいま見ることができる。

とくに田島征三の「絵本」の原画が手に取ってみられたことがうれしかった。大迫力。アトリエに飛び込んできた「かまきり」がミイラになって展示されていた。冬、よれよれになって飛んできたカマキリが彼の前では鎌をふりあげて誇り高く歩いていたが、やがて朽ち果てた。なにか目の前に浮かぶようだ。もしかしたら人間なんかよりも誇り高く美しい生き物なのかもしれないな。
| 脳梗塞 | 12:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
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