土日と月刊誌の表紙デザイン。そして昨日の深夜編集部にメールで送ってokを待っている。早朝からTBSでマスターズの中継をみていた。途中ではクリス・ディマルコで決まりだなこりゃ〜、と思っていたがタイガー・ウッズが驚異的な追い上げでリード。これだからやめられまれんな〜、ビッグタイトル観戦!!1.
悪天候に祟られて日程がずれ込んだ第69回マスターズ(ジョージア州オーガスタ、オーガスタナショナルGC)は、現地時間10日の午前中に行った第3ラウンドの残り9ホールでいきなり4連続バーディを見せたタイガーが、通算11アンダーでクリス・ディマルコ(米)に3打差をつけて最終ラウンドに突入。楽勝ムードが漂ったが、ショットが安定せずに苦戦した。
1番、2番を連続バーディとし、ディマルコに4打差をつけたときは、誰もがタイガーの圧勝を予想した。タイガー完全復活なる。と俺も疑わなかった。ところがそうは行かないのがオーガスタである。5番でボギーを叩くと、不穏な空気がタイガーの周辺に漂い、確実にバーディを積み重ねるディマルコと11番を終えて1打差になった。
迎えた16番。渾身のスイングのタイガー、グリーン奥から大きく曲がるスライスラインを読みきると、ボールはゆっくりと奇跡的な軌跡を刻んでカップへ向かうがカップイン手前で非情にも覗き込んだまま停止。ところが、オーガスタの奇跡は今年もおきた。一度は止まったボールが再び転がりチップインバーディ。タイガーをして「今までの中で記憶に残る一打!」。しかしなんたる展開だ17、18番で連続ボギーだよ。これまた読み切ったようなクリス・ディマルコのチップインイーグルで通算12アンダーでプレーオフに突入。
再び迎えた18番では、共にフェアウェイからの第2打を、タイガーはピン奥5メートルにつけたが、ディマルコは本戦同様グリーンをショート。しかしピン近くに寄せて先にパーセーブした。
そして、パトロン達が固唾を呑んで見守るタイガーのバーディパット。上からややフックするラインだが、完全にゾーンに入ったタイガーは、見事にこのパットを沈め、気合のこもったガッツポーズ。それから、ようやく手にした02年全米オープン以来のメジャータイトル、キャディのスティーブ・ウィリアムスと何度も何度も抱き合った。
何かが起こるオーガスタ。今年もかずかずのドラマを繰り広げた。いやはや堪能。